京都の通りをデザインする                                                           公益社団法人京都デザイン協会

三条通りを中心とした新たな京都観光の姿

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2、 都市を象徴する中心的な「通り」としての三条通

a 歴史文化と現代の生活文化の連携した情報があること。

  • 南禅寺、広隆寺、天龍寺など古刹をはじめ、特に古代、中世、近世、近代の遺産が今なお市民の生活の中で活用されている。

b 公共交通機関が整備されていること。

  • 市民の足である地下鉄、嵐電が走り、三条通りのどこからでも乗り継げる。近郊からは京阪、阪急が。全国からはJRと充実している。

c 魅力的な空間があって、飲食や買い物や散策が出来ること。

  • 京都市民、地域住民に愛されている8つの商店街が三条通りの中にあり、歩く通りとして常にどこかしこで賑わっている。

d あらゆる世代に向けた新しいトレンドや情報が発信されていること。

  • 特に、鴨川の大橋から烏丸間は多くの市民と観光客が往来し、新しい京都ブランドの発信の中心となっている。

e 京都の中心軸としてのまとまったイメージが構築されること。

  • 四ノ宮から嵐山までの約15kmに、平安以来の各時代をつなぐストーリーが潜んでいる。
  • 京都の未来につながる三条通りのイメージが構築される可能性が高い。