京都の通りをデザインする                                                           公益社団法人京都デザイン協会

三条通りを中心とした新たな京都観光の姿

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C、 九条山地区(日ノ岡~蹴上)の特性

・日ノ岡から蹴上までの約1.6kmは九条山越えとなる。
・沿線には民家も少なく緑の山間となる。
・途中には一旦離れた旧東海道が再び合流する。
・近くにある将軍塚は、桓武天皇が平安京の造営時、都を鎮める意味(王城鎮護)で、八尺(約2.5m)の土(陶質)の将軍像(征夷大将軍坂上田村麻呂と伝承される)を作り、鉄の甲冑を着せ、鉄の弓矢を持たせ、太刀を佩かせて都のある西方に向けて埋めた所をいう。
・九条山の名称は元九条家の所有地であったからと伝えられている。
・九条山を超えると洛中京都の街が見えてくる。
・蹴上近くには近代京都のシンボルである日本初の水力発電所や琵琶湖疎水のインクラインが見られる。
・また、琵琶疎水を利用した京都市の浄水場があり、その周辺の山にはツツジ苑が設けられており、開花の時期には一般公開している。
・この地区も京津線の地下化によって、道路幅員は往復4車線と広い歩道をを持ち、格好のウオーキングルートになっている。

M-08-1.psd九条山峠路M-08-2.psd蹴上近くにある琵琶湖疎水の高架水路