京都の通りをデザインする                                                           公益社団法人京都デザイン協会

三条通りを中心とした新たな京都観光の姿

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D 、 東山地区(蹴上~鴨川)の特性

・この地区間は電線の地下埋設のお蔭で、道路上の空間はすっきりし、歩道も歩き易い舗装を施していて、約1.6kmある。
・旧東海道は断続的だが現三条通の南側をうねりながら走っている。
・江戸時代の東海道五十三次では三条大橋が終点となっていた。
・蹴上の南西には京の七口の関の一つ、粟田口の地名が残っている。
・近くには粟田神社があり古来東山道・東海道を行き来する人々は旅の安全を願い、また道中の無事を感謝して当社にお参りされ、いつしか旅立ち守護・旅行安全の神として知られるようになる。
・神宮道の交差点を北に臨むと遠くに平安神宮の朱色の大鳥居が見える。
・平安神宮は平安遷都1100年を記念しての内国勧業博覧会(明治28年)が催された時の大内裏の一部の復元された建築で、博覧会後は桓武天皇を祀る神社として創祀された。
・また岡崎公園は内国勧業博覧会会場跡に文化施設が建設され、現在では京都の文化・観光・産業施設(京都市美術館、京都国立近代美術館、京都会館、京都勧業館、京都府立図書館、京都市動物園、岡崎グラウンド)が集まっている。
・その影響もあって、この地区は文化芸術の色合いが濃く。近辺にはギャラリーが多く、アート愛好家にはギャラリー巡りの楽しみの通りでもある。

M09-1.psd電柱の無い三条通M09-2.psd神宮道の交差点から臨む大鳥居