京都に根ざした優れたデザインを発掘

ごあいさつ

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 京都府におきましては、こうした風土を生かしながら新世紀における京都産業のさらなる発展を目指し、デザイン振興はもとより、新産業の育成、情報化の推進などの諸施策を展開しているところです。
 今年、448点の御応募の中から厳選された79点の商品は、いずれも「京都発」として世界に発信できる優れたデザインの商品です。
 ぜひ、この機会に「京都デザイン優品」を御愛顧いただき、皆様の生活が、より豊かで潤いのあるものとなりますことを心から念願いたします。

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本郷 大田子
(社)京都デザイン協会 理事長

'97 Made in KYOTO 京都デザイン優品選定事業にあたって


 世紀末のさまざまな混乱と呼応したわけではないでしょうが、何十年ぶりかの台風京都直撃のさなか、'99 Made in KYOTO 京都デザイン優品選定の審査会が行われました。
 前年をはるかに越す応募出品物の様子はさまざまで、経済環境悪化の中、時代の要求を模索する京都産品のたくましい姿と取れるものもあり、ただひたすら伝承のこだわりにその存在を固執しているものもあり、またデザインを思い切り肩張って見えを切っているものもあり、等で生活用品から工業製品に至るまで、幅の広い品々が集まりました。
 思えば、この事業の最初の頃には、随分と手厳しい批評を審査委員の先生方から頂戴もいたしました。デザインを理解しデザインの手法をもっと取り入れることにより、魅力的で、現代の人々の選択眼にかなう産品が生まれ、京都商品が全国に、世界に、広まっていくことの為に、その厳しい批評がいつかは称賛の言葉に変わるようにと強く願ってきましたが、10年間の歳月を経て少しその気配が見えたかと感ずる今回でした。

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